こんにちは!
この記事では、物理学科を首席で卒業した私、ゴンゴンが、解析力学のおすすめ参考書を紹介します(^^)
専門は素粒子論で、現在は大学院で研究をしています
- 量子力学のおすすめの参考書を知りたい
という方の参考になれば幸いです!
量子力学のおすすめ参考書
量子力学 【一冊で量子力学を網羅したい人向け!】
1冊で量子力学をマスターしたい方には、こちらがおすすめです!
この本の良い点は以下の通りです(^^)
- 和書であること
- ブラ・ケット記法の導入がわかりやすいこと
- 一次元量子系、水素原子、角運動量、散乱問題、摂動論など基本的なトピックを勉強できること
- 発展的な内容(量子電磁力学)まで載っているので、場の量子論への接続がしやすいこと
- 演習問題にきちんと解答がついていること
この記事で紹介するサクライの現代の量子力学といった洋書の訳本にも良書はありますが、訳し方に違和感があり、読みにくさがあります。
その点、砂川さんのこの本はもちろん和書なので、そういうところで労力を使わずに済みます!
あとは基本的なトピックをきちんと網羅していて、演習問題に詳しい解答がついているのも良いと思います。
履修中だけでなく、あとから知識の整理にも使えるので、一冊手元にあると重宝する本です(^^)
現代の量子力学(上) 【量子力学と線形代数のつながりをよく理解したい人向け!】
量子力学って線形代数じゃん!!って思いたい方向けです笑
理論系を志すなら2章だけは読んでおきたい本ですね、
ブラ・ケット記法で議論がはじまるので、初学者には難解かも。(波動力学に慣れてから読む方が知識が整理されていくかもしれません。)
最初はただ線形代数をやっているだけで、気づいたらいつものシュレーディンガー方程式が出ています笑
前書きにあるように(?)問題を解くことは重要なのです。
そのために、次に挙げる参考書がおすすめです!↓
量子力学I,II 【院試対策をしたい人向け!】
演習形式で量子力学を学ぶ本です!
個人的には、これで知識を付けるのは難しいなあと思いました。
物理では問題を解くことも必要ですが、量子力学に関しては、何もわからないけど問題を解いていけばやがて理解できている、みたいなことは起こらない気がします。
演習形式なので、院試対策にはおすすめです!(^^)
新版 量子論の基礎 【公理的に学びたい人向け!】
こちらは公理的に量子力学を学ぼうという本です。
量子力学を理解するには、演習をやみくもに解くだけではなく、こういった本で知識を付けておくことが必須だと思っています。
量子力学をいろいろ勉強していくと、「結局、量子力学って何してるんだっけ??」ってよくわからなくなったりしますが、この本が手元にあればその都度正しい知識に戻してくれるので、助かっています(^^)
まとめ
この記事では、量子力学のおすすめ参考書を紹介しました!
それでは!