こんにちは!
この記事では、\(n\)次元空間における回転軸の選び方が何通りあるのかを説明します!
この記事は次のような方におすすめです(^^)
- 力学で剛体について学んでいる方(オイラー角など)
- ベクトル解析の回転(rotation)をよりよく理解したい方
短い記事なので、ぜひ最後までご覧ください!
2次元空間における回転軸の選び方
まず、2次元空間を考えましょう。
回転運動の1つとして、図のような原点を中心とした半径\(r \)の円運動が考えられます。
この回転はもちろん\(xy \)平面内であり、回転軸は\(z \)軸方向です。
明らかに回転軸の選び方はこの1通りです。
これをあえて\({}_2 \mathrm{C}_2=1\)とかいておきましょう。
3次元空間における回転軸の選び方
次に、3次元空間を考えましょう。
独立な回転運動として例えば、\(xy \)平面内、\(yz \)平面内、\(zx \)平面内の3通りをとることができます。
つまり、回転軸の選び方は3通りになります。
これをあえて\({}_3 \mathrm{C}_2=3\)とかいておきましょう。
\(n\)次元空間における回転軸の選び方
最後に、\(n\)次元空間を考えましょう。
もうお気づきの方もいるとは思いますが、\(n\)次元空間における回転軸の選び方は、\({}_n \mathrm{C}_2=n(n-1)/2\)となります。
その理由は、回転軸を指定するためには平面を決めれば良いからです。
\(n \)次元空間なので、\(n \)個の方向から2つを選ぶと1つの平面ができます。
よって、独立な平面の数は\({}_n \mathrm{C}_2=n(n-1)/2\)となります。
まとめ
\(n\)次元空間における回転軸の選び方は、\({}_n \mathrm{C}_2=n(n-1)/2\)です。
例えば、\(n=2 \)のとき\({}_2 \mathrm{C}_2=1 \)通り、\(n=3 \)のとき\({}_3 \mathrm{C}_2=3 \)通りとなります。
それでは!